男脳女脳診断 復刻版・参考ページ

違いを知ると、
相手が少し見えてくる。

同じ出来事なのに、気になるところも、求める答えも違う。
そんなすれ違いを考える、一つのきっかけとして。

狩りをする人、暮らしを支える人

『話を聞かない男、地図が読めない女』では、男女の考え方の違いを、遠い昔の暮らしの役割から説明しています。男性は狩りに出て獲物を追い、女性は採集や子育てをしながら集団の暮らしを支える。その役割の違いが、長い年月をかけて得意分野の違いにつながった、という仮説です。

狩りでは、獲物との距離や動き、地形や帰り道を把握することが大切です。一つの目標に集中し、どうすれば獲物を捕らえられるかを考える。そこから空間を捉える力や、目的に向かって筋道を立てる考え方を説明します。

一方、子育てや集団生活では、言葉で訴えられない子供の様子に気づき、周囲と協力することが大切です。表情や声の調子から気持ちを読み取り、いくつもの変化に目を配る。そこから、相手の感情を察したり、人との関係を保ったりする力を説明しています。

「解決してほしい」と「聞いてほしい」

たとえば、悩みを話したとき。一人は「どうすれば解決できるだろう」と考え、もう一人は「まず、この気持ちをわかってほしい」と思っているかもしれません。どちらも相手を大切にしているのに、求めるものが違うと、会話はすれ違ってしまいます。

そんなとき、「自分と同じ感じ方をするはず」と考える代わりに、「この人は、何に気づき、何を求めているのだろう」と見てみる。診断も、そんな会話の入り口になればと思います。

男らしさ、女らしさを決めるものではありません

ここでいう「男脳」「女脳」は、当時広まった考え方を紹介するための呼び名です。人の脳や得意分野を、性別だけできれいに二つに分けることはできません。経験や環境によって育つ力もあり、一人の中にさまざまな特徴が重なっています。

診断結果は、人としての優劣や性別を決めるものではなく、自分の考え方を振り返るための話題として。自分にも相手にも、違った得意分野がある。そう思うと、少し優しく見られるかもしれませんね。